お互いに生活をサポートできる
二世帯住宅のメリットとしては、生活をサポートし合える点が挙げられます。特に子育て世代にとって、親に自分の子供の面倒を見てもらえるということは、大きなメリットとなるでしょう。共働きで子供が体調を崩した時でも、親に預けて仕事ができるかもしれません。また、子供がある程度成長してからでも、親世代が近くにいるということは、安心できる要素となります。そして、親世代にとっては、高齢になって生活が厳しくなった際に、子供にサポートしてもらえることがメリットです。
建築にかかる費用負担が少ない
二世帯住宅は、建築する費用を抑えやすいのもメリットです。ひとつの家の中で同居するタイプや、生活スペースの一部を共有するタイプの場合、実質的には住宅はひとつだからです。住宅を2つ建築するよりも、大幅に費用を少なくできるでしょう。また、同じ敷地内で建物が独立するタイプの二世帯住宅であっても、同じ規格であれば、仕様が異なる住宅をそれぞれ建てるよりもコストが安くなりやすいです。さらに、親世代と子世代が費用を出し合うので、費用的な負担が少なく済みやすいというメリットもあります。
土地の相続税対策になる
親世代の土地に二世帯住宅を建てる場合、相続税対策になるのも大きなメリットです。日本には小規模宅地の特例といって、相続する土地の評価額を最大で80％減額できる制度があります。非常に大きな額なので、当然条件は厳しいですが、二世帯住宅であれば使える可能性が高いです。二世帯住宅には色々な形がありますが、原則として、どのような形であっても特例の対象になります。
二世帯住宅は、二つの世帯が一緒に住む住宅を指し、居住スペースに適度に仕切りを設けることが多いのが特徴です。